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農林水産関係知財の法律相談


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農林水産関係知財の法律相談
 
編・著者日弁連知的財産センター 弁護士知財ネット 監修
判 型A5判
ページ数456頁
税込価格5,940円(本体価格:5,400円)
発行年月2019年09月
ISBN978-4-417-01772-1
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■解説
新時代の農林水産知財の展開
日弁連知的財産センター 弁護士知財ネット監修

◆わが国の農林水産業の維持・発展を願う省庁担当官,知財法学者及び弁護士が,
 農水知財を平易に解説!! 
◆法律相談担当者及び農水関係知財法務担当者の羅針盤!!


農林水産省は,農林水産業分野における知的財産政策を推進しています。た
とえば,2016年9 月以降,特許庁と協力して同分野の知的財産相談体制を強化
しています。さらに,2017年5 月に知的財産戦略本部から発表された「知財推
進計画2017」では,「知財の潜在力を活用した地方創生とイノベーション推進
」が同計画の柱の1 つとされ,その冒頭に「攻めの農林水産業・食料産業等を
支える知財活用・強化」が掲げられました。こうした動きを受け,日弁連知財
センター及び弁護士知財ネットは,それぞれ農水法務支援チームを設置し,農
林水産業への幅広い法的支援を強化すべく共に活動を進めてきました。また,
「知財推進計画2018」では,農林水産業分野の研究開発につき,「事業化・商
品化を意識した知財マネジメントに取り組みつつ,AI,IoTやロボット技術を
組み合わせた新たな省力的な生産技術等,異分野との連携協調による研究開発
を推進」するとされました。
ここで,農林水産分野の知財というとき,大きく2 つの局面が考えられます。
すなわち, 1 つは,農林水産業における知財戦略に関連した知財であり,も
う1 つは,農林水産分野の研究開発における知財戦略に関連した知財です。
前者の農林水産業知財戦略関連では,地理的表示(GI)保護制度,種苗法,農
業分野における生産技術・ノウハウ等の管理,農業分野におけるデータ契約ガ
イドラインなどの諸施策が展開されています。この点,上記農水法務支援チー
ムでは,種苗法など制度設計の議論への協力,関連する全国イベントにおける
講演・法律相談への協力などの活動を実施しています。
後者の農林水産分野の研究開発知財戦略関連では,仝Φ羈発の企画・立案段
階から商品化・事業化段階知財戦略を検討すること,▲函璽織襪蔽療財産マ
ネジメントの推進(発明時におけるオープン・クローズ戦略,及び,権利化後
ライセンスにおけるオープン・クローズ戦略等の多様な戦略を視野に入れ,事
業の成功を通じた社会還元を加速化する観点から最適方法を検討する)等の諸
施策が展開されています。
この点,上記農水法務支援チームは,知的財産マネジメント指針など関係ツー
ル開発への協力,全国関係研究機関からの法律相談への対応,全国イベントに
おける講演・法律相談への協力などの活動を実施しています。
以上のような活動状況を踏まえ,日弁連知財センター及び弁護士知財ネットの
共同企画・編纂により本書が出版されます。本書は,農林水産省担当官の方々,
元内閣府規制改革推進室参事官の方,本分野に関心をお持ちの知的財産法学者
の方々にも執筆をお願い致しました。ご快諾頂きましたこと,心より御礼申し
上げます。また,本書の完成・出版には,青林書院の宮根茂樹編集長に多大な
ご尽力を頂きました。心から感謝申し上げます。
本書が関係各位のお役に立つことを心から念じております。

  2019(令和元)年6月6日芒種
弁護士知財ネット理事長    
末吉 亙 


執筆者
小池 眞一(弁護士)
上原 隆志(弁護士・弁理士)
榎  崇文(弁護士)
星野真太郎(弁護士・弁理士)
大住  洋(弁護士・弁理士・関西大学法科大学院特別任用准教授)
伊原 友己(弁護士・弁理士)
川口  藍(東京地方裁判所判事捕・
      元農林水産省食料産業局知的財産課法令専門官)
愛知 靖之(京都大学大学院法学研究科教授)
網谷  拓(弁護士)
臼井 康博(弁護士)
大堀健太郎(弁護士・弁理士)
平井 佑希(弁護士・弁理士)
中世古裕之(弁護士・弁理士)
辻本 直規(弁護士・農林水産省食料産業局知的財産課課長補佐)
長友 慶徳(弁護士・弁理士・宮崎県農業振興公社6 次産業化プランナー)
春山 俊英(弁護士・米国ニューヨーク州弁護士)
福田 修三(弁護士)
田上 洋平(弁護士・弁理士)
平野 和宏(弁護士・弁理士)
松本 好史(弁護士・弁理士)
山口 裕司(弁護士)
藤野 睦子(弁護士・弁理士)
小松陽一郎(弁護士・弁理士)
奥原 玲子(弁護士)
林 いづみ(弁護士)
荏畑龍太郎(弁護士)
池田 幸雄(弁護士・
      農林水産省農林水産技術会議事務局研究企画課知的財産専門官)
山本 伸一(農林水産省農林水産技術会議事務局研究企画課遺伝資源専門官)
井上 裕史(弁護士・弁理士)
松井 保仁(弁護士・弁理士・米国ニューヨーク州弁護士)
城山 康文(弁護士)
中崎  尚(弁護士)
都築 真琴(弁護士)
牧野 知彦(弁護士)
早川 尚志(弁護士・弁理士)
清水  亘(弁護士)
外村 玲子(弁護士・弁理士・米国ニューヨーク州弁護士)
岩田真由美(弁護士)


■書籍内容
第2章 戦略的ツールとしての知的財産制度
第3節 デザインや表示を保護する知的財産制度
《第6款 品質誤認表示(不正競争防止法)》
Q59■品質等誤認惹起行為
(1)不正競争防止法2 条1 項20号に規定される品質等誤認惹起行為とはどのような
    行為ですか。
   (2)品質等誤認惹起行為の判断基準を教えてください。
   (3)これらに違反すると,どういう責任が問われるのですか。
Q60■原産地表示
   これまでに商品の原産地が問題となった民事事件には,どのような事件があります
   か。それらの具体的な事案と留意すべきことがあれば教えてください。
Q61■品質の虚偽記載
   (1)テレビや新聞報道で,食品の品質を偽装して取引していた業者が逮捕されたり
    検挙されたというのを見たり聞いたりしたことがあります。次のような事案で
    は,どのような刑事責任が問われますか。
    (a)牛肉に豚肉や鶏肉を加工して製造した挽肉を梱包した段ボール箱に,牛肉の
      みを原料とするような表示をして,取引業者に引き渡し,取引業者から代金
      の支払を受けました。
    (b)A県産コシヒカリ,B県産コシヒカリ及び品種不明の返品されたコメを混合
      して「新潟県産コシヒカリ100%」と印刷した包装袋に入れて販売しました。
    (c)還元乳などを生乳に混入した加工乳を,本来なら種類別加工乳とすべきとこ
      ろを,「成分無調整」,「種類別牛乳」と紙パックに印刷して販売しまし
      た。
   (2)過去に品質の虚偽記載がされた事件から学ぶべきことがあれば教えてください。
Q62■商品説明の表示について
   (1)不正競争防止法や商標法以外にも,食品等の商品に対する表示を検討する場合
    に念頭に置いておくべき法令等があれば教えてください。
   (2)ダイレクトに表示すると問題となりそうな用語について,「**タイプ」とい
    うような書きぶりにしたら問題ないでしょうか。
Q63■機能性表示
  (1)ミカンに「骨代謝の働きを助ける」という機能性表示を付して販売したいので
    すが,このような表示をすることには法律的な問題はないですか。
  (2)役所に届け出る等の手続をすればよいのであれば,どこにどういう届出をすれ
    ばよいとか,届出の場合の留意点,生産・管理上の留意点,機能性表示食品のメ
    リット・デメリットなどを教えてください。
Q64■消滅時効
   農林水産分野に関係する知的財産法制には,特許法,種苗法,商標法,不正競争防
   止法など,さまざまなものがあるとのことですが,これらの権利を侵害したことを
   理由とする損害賠償請求権は,いつまでに権利を行使しないと消滅時効にかかって
   しまうものなのでしょうか。
第4節 品種登録制度等の解説
《第1款 品種登録制度総説》
Q65■品種登録制度の概要
   植物の新品種を守るために「品種登録制度」というのがあると聞きました。概要,
   どういった制度と理解しておけばよいのでしょうか。
Q66■品種登録の対象
   (1)品種登録の対象となる「農林水産植物」とは,どういったものでしょうか。ど
    んなものでも出願すれば審査してもらえるのでしょうか。
   (2)また,そもそも「品種」というのはどういう概念なのでしょうか。
Q67■品種登録制度と植物特許の関係
   品種登録制度というのは,植物特許とは違う話なのでしょうか。違いがよくわかっ
   ていませんので,それぞれの制度の違いを簡単で結構ですので説明していただけま
   せんでしょうか。
   また,アメリカの植物品種の保護法制は,日本や欧州とは少し建て付けが違うとも
   お聞きしたのですが,どのように違っているのでしょうか。それはUPOV条約との関
   係で問題はないのでしょうか。
Q68■品種登録の効果
   品種登録ができた場合,私の開発した新品種について,他人がどういったことをし
   た場合に,それを規制できるのでしょうか。
《第2款 出願関係》
Q69■品種登録の出願代理人の活用
   私は育種家です。品種登録制度の法律的なことは,できれば専門家にお任せしたい
   と思っています。特許や商標の出願手続をお願いする専門家であれば弁理士や弁護
   士がいることは知っているのですが,品種登録の専門家となるとイメージがわきま
   せん。皆さんはどうしているのでしょうか。
Q70■品種登録の要件
   新しい品種を開発しましたが,出願すれば品種登録を受けられるのでしょうか。ど
   のような品種が登録されるのかについて教えてください。また,友人が外国で開発
   した品種を日本で出願する場合はどうでしょうか。
Q71■植物新品種の保護
   私の開発した「ばら」の新品種を日本国内やアメリカで育てて,販売したいと計画
   しています。この「ばら」を他人が勝手に育てて販売するおそれがあるので,それ
   を防ぐためには,どうしたらよいですか。
Q72■品種登録出願の費用
   品種登録出願をして品種登録を受けるまでに必要な費用はどれくらいになるでしょ
   うか。代理人に支払う費用も含めて教えてください。また,一度品種登録された後
   に品種登録を維持するためにも費用が必要でしょうか。
Q73■品種登録の出願
   品種登録の出願を行うためには,どのような書類を作成して,どこに提出すればよ
   いでしょうか。また,書類のほかに提出しなければならないものがあるでしょう
   か。インターネットでの出願というのはできないのですか。
Q74■品種登録の審査
   私が開発した新品種を品種登録しようと考えているのですが,品種登録されるかど
   うかを確認するために,私の圃場(ほじょう)に審査に来られるのでしょうか。出
   願品種の審査が,どこで,どのように行われるのかを教えてください。また,審査
   にはどれくらいの期間がかかるでしょうか。
Q75■海外における品種登録
   海外にも品種登録の出願を行いたいのですが,どのような手続が必要になります
   か。手続に当たって注意すべき点も含めて,教えてください。また,どれくらいの
   費用がかかるのかわからないのですが,費用の補助はあるのでしょうか。
Q76■出願公表
   新品種を開発しました。他人が先に同じような新品種を開発しているかもしれない
   ので調査したいのですが,他人の品種登録出願の内容は,どのようにして知ること
   ができますか。また,他人の品種登録出願が公表された場合に注意することはあり
   ますか。
Q77■審査に対する不服申立て
   私が育成した新品種の品種登録出願を拒絶するという通知が来たので,意見書を出
   して登録されるべき理由を述べたのですが,最終的に拒絶されました。拒絶された
   理由が納得できないのですが,どうしたらよいでしょうか。
Q78■職務育成
   私は種苗会社で研究開発の仕事をしていますが,この度,遺伝子解析技術を用いて
   病害抵抗性をもつメロン植物の製造方法を発明するとともに,病害抵抗性をもつメ
   ロンの新品種を開発し,品種登録を受ける要件が整っていることを確認しました。
   会社は,職務発明規程に基づいて会社が出願人として特許出願を行っていますが,
   職務発明規程には植物の新品種についての規定はありません。この場合,新品種に
   ついては誰が品種登録出願できるのでしょうか。
《第3款 育成者権の内容》
Q79■育成者権の概要
   私が開発した新品種が品種登録されて,農林水産大臣から品種登録証が送られてき
   ました。品種登録証には,「育成者権の存続期間」という期間があるのですが,育
   成者権という権利の内容について教えてください。また,権利の存続期間というの
   は,どのように定められているのですか。
Q80■登録品種の特性情報へのアクセス
   私が登録した新品種の品種登録証が送られてきたときに,その品種の特性内容が記
   載された文書も送られてきましたので,登録品種の特性の内容がわかりました。と
   ころで,他人の登録品種の特性については,どうすれば知ることができるでしょう
   か。
Q81■登録品種の重要な形質の決定
   私は,菊の新品種の育成者権者ですが,この特性表の重要な形質は,どのようにし
   て決められているのでしょうか。植物によって重要な形質がそれぞれ異なるようで
   すが,この特性表に記載された特性をもつ品種が,育成者権の内容になっていると
   考えてよいのでしょうか。
Q82■品種登録の訂正
   特性表に記載された重要な形質の内容が,開発した新品種の品種登録出願時に説明
   書に記載した「出願品種の形質及び特性」と一致しないのですが,訂正することは
   できますか。具体的には,私は,青い花を咲かせるバラを開発したので,説明書の
   花色に青と記載したのですが,特性表では花色が緑と記載されていました。
Q83■育成者権の及ぶ範囲
   育成者権は登録品種そのもの以外に,従属品種や交雑品種にも及ぶと聞いたのです
   が,従属品種や交雑品種はどういう品種でしょうか。また,従属品種や交雑品種
   は,登録品種とは別に登録されるものでしょうか。
Q84■自家増殖
   作物の自家増殖とはどういう行為ですか。自家増殖を行う場合にも育成者の許諾が
   必要なのでしょうか。また,育成者権者の許諾なしにできることがありますか。
Q85■育成者権のライセンス契約
   他人のカーネーションの登録品種を栽培して,花の販売をしたいと考えているので
   すが,育成者権者に無断ではできないので,どうすればこのカーネーションを栽培
   して花の販売ができるでしょうか。また,このカーネーションを親にして新しい品
   種を開発しようとも考えているのですが,育成者権者に無断ではできないでしょう
   か。日本国内で育成者権者のライセンス契約をする場合には,何か気を付けておく
   べきことがあれば教えてください。
《第4款 育成者権の侵害》
Q86■育成者権の権利内容
   私の登録品種のばらが花屋さんで売られているのを見たのですが,誰にも穂木を使
   わせていませんので,他人が無断で繁殖させたものが売られていることになりま
   す。これを止めさせるには,どうしたらよいでしょうか。また,対処方法について
   気軽に相談できるところはありませんか。
Q87■育成者権の侵害
   育成者権の「侵害」というのは,どういうことを指すのでしょうか。また,育成者
   権を侵害している者に対して,どういうことを要求することができるのでしょう
   か。私の育成者権が侵害されているのではないかと思われる場合に,どのような法
   的な手続が選択肢としてあるのでしょうか。また,その準備のためにどうすればよ
   いかを教えてください。
Q88■育成者権侵害の判断
   育成者権を侵害しているかどうかは,どのように判断されますか。考え方を教えて
   ください。
Q89■育成者権侵害とDNA分析
   私のなめこの登録品種が無断で利用されているので,DNA分析をしたところ,同
   一品種という結果が出ました。DNA分析の結果を根拠にして育成者権の侵害が認め
   られると考えていますが,間違いないでしょうか。エリンギの場合はどうでしょう
   か。
Q90■侵害訴訟と品種登録の取消理由
   私が生産販売しているエリンギについて,育成者権を侵害しているとして訴訟を提
   起されました。そこで,育成者権者のエリンギの品種を繁殖させてみたところ,同
   時期に生育したエリンギの菌さんの大きさがまちまちで,その後の繁殖段階では世
   代ごとに菌さんの厚さも一定していません。そうするとこの品種登録は取り消され
   るべきだと考えていますが,これらのことについて侵害訴訟の場で何か主張できな
   いでしょうか。特許権侵害訴訟の場合との異同も含めて教えてください。
《第5款 品種名称の関係》
Q91■品種名称
   私が開発したイチゴの新品種を「べに姫」という名前を付けて売りたいのですが,
   品種登録出願に当たって,「べに姫」という品種名で出願すればよいでしょうか。
   イチゴを八百屋さんで売るときの名前と品種登録出願のときの名前は,違うのでし
   ょうか。
Q92■出願品種名称と他人の登録商標
   出願品種の名称が他人に商標登録されてしまいました。私の品種登録出願のほう
   が,他人の商標出願よりも早かったのですが,私の出願品種の名称が保護されない
   のでしょうか。また,このような問題が起こらないようにするには,どうしたらよ
   いでしょうか。
《第6款 品種登録取消し》
Q93■冒認出願
   Aは自らが開発した菊の新品種の売れ行きがよく,販売を始めてから1 年以内に品
   種登録出願したところ,開発をしていないBによって先に品種登録出願されていて,
   登録されてしまいました。どうすればよいでしょうか。
Q94■品種登録の取消し
   品種登録を受けた後に,登録が取消しになることはありますか。どのような場合に
   取り消されるのでしょうか。また,取り消された場合は,いつから育成者権が消滅
   したことになりますか。
《第7款 指定種苗制度及び生物の遺伝資源の国際取引ルール》
Q95■指定種苗制度の概要
   指定種苗とはどのような制度ですか。
Q96■農林水産技術会議事務局と生物の遺伝資源の取引や利用等に係る国際ルール
   (1)農林水産省には,食料産業局の知的財産課とは異なる部署で,知的財産を取り
    扱う部署があると聞いたのですが,どういうことでしょうか。簡単で結構ですか
    ら教えてください。
   (2)途上国で栽培されている植物の遺伝資源などを持ち帰って,掛け合わせ等によ
    り植物新品種を開発することもあるようですが,生物の遺伝資源の取引について
    は,何か国際的な取り決めのようなものがあるのでしょうか。概略を教えてくだ
    さい。
第5節 データ保護・利活用の枠組み
《第1 款 営業秘密の保護》
Q97■営業秘密の意義と要件
   (1)一般に「企業秘密」とか「営業秘密」とかいわれるような企業情報は,どのよ
    うな法的保護が受けられるのでしょうか。特許を取得していない農林水産技術で
    も保護されますか。
   (2)保護される場合には,どのような法的な保護が受けられるのでしょうか。
   (3)農林水産分野では,どのような情報が「秘密情報」になりますか。また,どの
    ような場合にトラブルが生じますか。
Q98■営業秘密の管理方法
   営業秘密はどのように管理,保護すればよいのでしょうか。
Q99■営業秘密の海外流出
   当社は,高級キノコの施設内栽培を事業としており,キノコの種類や生育状況に応
   じたきめ細かな培地・温度・湿度・照明・風量等の総合的管理のノウハウを,営業
   秘密として厳重に管理しています。
   (1)外国企業A社から,当社の営業秘密について,有償でライセンスを受けたい旨
    の打診がありました。ただ,それに先立ち,当社の営業秘密が母国の環境でも有
    効かどうか検証をしたいから,まずは検証評価目的で営業秘密を開示してほしい
    と言われています。当社は,どのような点に気を付けるべきでしょうか。
   (2)A社は,当社の従業員Bに高給を提示して,A社への転職を勧誘しているよう
    です。もし万が一,従業員Bが甘言に惑わされ当社の営業秘密を持ち出し,A社
    に転職してA社で使用されるような事態が起きた場合には,当社はA社らに対し
    てどのような対策がとれるのでしょうか。
《第2款 データ保護》
Q100■農業とデータ
   IoTによって農業に関するノウハウをデータとして集められるようになってきてい
   ますが,集めたデータは,どのように取り扱われ,いかに保護されるのでしょう
   か。
Q101■国際的なデータ保護ルールの動向
   欧州などでは,顧客データや事業上取り扱われるいろいろなデータについて,一般
   的なデータ保護の取り決めがなされていると聞いたのですが,どういうことでしょ
   うか。何に気を付ける必要があるのでしょうか。
第6節 水際規制
Q102■種苗等の国外持ち出し規制
   空港等にいくと,植物の種や果物などを国外に持ち出すことは許されないというよ
   うな注意書を見かけることがありますが,どういうことでしょうか。「検疫」とい
   う用語もよく耳にするのですが,どういうことでしょうか。簡単でよいので説明し
   てください。
Q103■産業財産権侵害疑義貨物の輸入差止め
   (1)商標権や特許権を侵害する商品の輸入を関税法に基づき,税関で止めることは
     できますか(水際規制)。
   (2)どのような手続をとればよいでしょうか。
   (3)税関の認定手続で貨物の輸入が止められてしまいました。その判断に不服があ
     る場合はどうすればよいでしょうか。
   (4)担保金の供託は必要でしょうか。
Q104■育成者権侵害疑義貨物の輸入差止め
   (1)当社が日本で品種登録をしている切り花の植物品種が近隣国から輸入されてい
     るようです。関税法に基づき,税関で輸入を止めることはできますか。
   (2)特許権を対象とする場合と,育成者権を対象とする場合とで,税関での輸入差
     止手続で異なるところはあるでしょうか。

第3章 食品生産関係
Q105■GAP─農林水産物生産に関わる基準
   (1)私たちは地域ブランドとして,当地の**みかん(注:**は地名)を大々的
     に販売したいと考えています。今までは地元の道の駅で簡素に販売しようとし
     ていましたが,今回東京オリンピックに合わせて選手村に食材として納入した
     いと思ったら,GAP認証が必要と言われました。GAP認証とは何でしょうか。
   (2)おかげさまで選手村に納入するためのGAP認証がとれたので,これをきっかけ
     に海外にも販路を広げたいと思って,外国の小売店舗にGAP認証がとれた商品と
     して商談をかけたら「必要なGAP認証がとれていない」と言われました。GAP
     認証って,そんなにたくさんあるのでしょうか。
   (3)「GAP認証を受ける」と「GAPする」は違うと申請時に担当者に言われました。
     どういう意味でしょうか。
Q106■HACCPその他─食品加工に関わる安全基準
   (1)おかげさまで**みかん(注:**は地名)はGAP認証がとれたあと,非常に
     好調な売れ行きで,全国や世界中から注文があります。今回,あるメーカーさ
     んとコラボして,**みかん(注:**は地名)ジュースも作ろうと思いま
     す。何か食品安全衛生の関係でとっておいたほうがよい規格はあるでしょう
     か。
   (2)国内でのHACCPを取ったのですが,外国の小売店舗にHACCPが取れた商品と
     して商談をかけたら「必要なHACCPがとれていない」と言われました。
     HACCPって,そんなにたくさんあるのでしょうか。
Q107■GAPとHACCPの交錯する場面
   メーカーさんとの交渉がうまくいかなかったので,生産農家として,**みかん
   (注:**は地名)をジュース加工しようと思います。庭先で手作りで生産しよう
   と思うのですが,GAP認証があれば,小売のときに販路に障害はないでしょうか。
Q108■食品安全加工に関する申請について
   (1)GAP認証,HACCP認証の申請制度について教えてください。どの程度の準備
     と期間があれば,その認証が取得できるものなのか,大まかでかまいませんの
     で,認証取得の手続の概要や必要な費用などを教えてください。また,補助金
     制度はありませんか。
   (2)例えば,JAS規格をとっていれば,GAP認証,HACCP認証をとることについ
     て優遇措置はあるでしょうか。
Q109■ゲノム編集
   ゲノム編集農作物,ゲノム編集水産物には,どのような規制があるでしょうか。

第4章 相談体制の整備等
Q110■農水知財関係法の所管
   農水知財に関係する法律は,様々な省庁が所管していてわかりにくいとお聞きした
   ことがあるのですが,ウェブサイトで情報収集するときなどの参考になりますの
   で,どの省庁がどのような法律を所管しているのか,情報提供窓口や紛争解決機関
   も含めて教えてもらえませんか。
Q111■相談体制
   農林水産関係の知的財産問題について,何か困ったことが起こったり,わからない
   ことがあったときには,どこに相談に行けばよいのでしょうか。

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