青林書院



民事裁判の要領 裁判官の視点から


民事裁判の要領 裁判官の視点から
 
編・著者門口 正人 著
判 型A5判
ページ数326頁
税込価格3,780円(本体価格:3,500円)
発行年月2016年07月
ISBN978-4-417-01689-2
在庫有り
  
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■解説
裁判官は,事件や関係当事者をどのように見ているのか?
裁判官は,裁判においてどのように心証を形成するのか?
民事裁判はだれのためのものか?

紛争解決の手続であり,仕組みであり,技術である民事裁判の実際,なかなか
見えてこない実情について,様々な疑問に答える!!

〇裁判は,実情が見えるものでなければならないが,紛争に関わることになっ
 た人からは裁判に関する情報が少ないので不安であると言われ,法律を学ぶ
 人々からは民事訴訟法が取りつき難いと言われ,法務担当者ら実務家からは
 見えない部分が多いと言われる。本書は,これらの声に,元裁判官が答える
 ものである。
〇構成は,民事紛争の解決の流れに沿って14章に仕立てられ,各章の冒頭に
 必要最小限の概説を付し,続いて実務に関する疑問を採り上げ答えるものと
 なっている。なかでも要望の多い裁判官の心証に関する解説は充実している。
〇各章の概説部分を通読することによって紛争解決の手続の全容が理解され,
 質疑応答の部分の該当箇所に触れることによって裁判をめぐる疑問が解消さ
 れるものとなっている。
〇民事紛争に関わる人々が民事裁判を理解するための必携書。



はしがき
 民事裁判は,手続であり,仕組みであり,技術である。それだけに裁判の
実情が見えるものでなければならない。ところが,紛争に関わることになっ
た人からは裁判に関する情報が少ないので不安であると言われ,法律を学ぶ
人々からは民事訴訟法がなかなか取りつき難いと言われ,法務担当者ら実務
家からは見えない部分が多いと言われる。
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 本書は,これらの声に応えようとするものである。本書の中核を占める質
疑応答の部分は,これらの人々の疑問を採り上げて金融法務事情に連載した
もので,さらに連載の過程で寄せられた読者の方々からの質問に答えたもの
である。その意味では,本書は,まさに読者によって作り上げられたものと
いえる。
 本書の構成は,民事紛争の解決の流れに沿って14章に仕立てられ,各章
の冒頭に必要最小限の概説を付し,続いて実務に関する疑問を採り上げ,末
尾に必要な関連法令を掲げた。質疑応答の部分は,金融法務事情に掲載され
たものに,新たに寄せられた質問,なかでも要望の多かった裁判官の心証に
関する部分を付け加えたものである。各章の概説部分を通読することによっ
て紛争解決の手続の全容が理解され,質疑応答の部分の該当箇所に触れるこ
とによって裁判をめぐる疑問が解消されるものと期待する。
 本書が,民事紛争に関わる人々にささやかなりとも寄与することを願うと
ともに,学部生や法科大学院性のみならず法律実務家の傍にあって参照され
,読者の皆様にとって民事裁判が身近なものとなり,使い勝手の良いものに
なれば幸いである。
 本書が出来上がるまでには,連載に当たっては,金融法務事情(きんざい
)の皆様に大変お世話になり,単行本にするに当たっては,青林書院の長島
晴美様のご尽力に助けられた。ここに心からお礼申し上げる。

平成28年6月
門口 正人



門口 正人
アンダーソン・毛利・友常法律事務所務所顧問/弁護士(第二東京弁護士会)
▲たたむ




■書籍内容
第1章 紛争解決の始まり

コラム 本人訴訟
概  説
紛争解決の目的と手段
紛争解決のための準備

紛争解決の準備 
1 ただ今紛争を抱えています。弁護士に依頼したいのですが,どのように
すればよいのでしょうか。依頼しようとする弁護士が自分にとって本当
 に良い弁護士かどうかわかりません。

2 弁護士に依頼したいと考えますが,相談に応じていただいた弁護士は,
 当方の不利な点を指摘するばかりで,具体的な解決策や展望を示すことも
 ありません。依頼しても大丈夫でしょうか。 

第2章 訴え提起前の対策

コラム スロー裁判
概  説
訴えの相手方
民事保全
その他の措置
訴え提起前の証拠収集

1 訴え前の調査  
 1 訴えを提起したいのですが,相手方が行方をくらまして現在の所在をつ
  かめません。相手方の財産の状態もわかりません。 

2 民事保全  
 2 訴えの提起を弁護士に依頼したところ,その前に民事保全をする必要が
  あるとして,報酬と費用を求められました。保全によって訴えの手続が
  遅くなることはないのでしょうか。

3 証拠の準備  
 3 裁判の始まる前に証拠を用意しておくようにと言われました。そもそも
 どのようなものが証拠となるのかもわかりませんし,どのような方法で
  証拠を見つけ出すのかも不明です。 
 4 訴えを提起したいのですが,裏づけとなる証拠が手元にありません。催
  告書等の文書のほとんどが相手方にあるような気がします。どうすれば
  よいのでしょうか。
  
 5 相手方の手元にある文書が相手方の思うままに作り替えられたり,廃棄
  されるおそれがあり,不安です。 
 6 手持ちの証拠で足りないところを弁護士会照会によって補うことになり
  ました。弁護士会による審査では申出を認められたのですが,照会先の
  団体からは回答が得られなかったようです。そのようなことがあるので
  すか。 
 7 株主総会の決議について争うことを考えていますが,訴えの提起をする
  前に,どのような資料を用意しておくべきでしょうか。

第3章 訴えの提起と訴訟の開始

コラム 企業紛争への心構え
概  説
訴えの提起
訴えの提起の方式
訴状の受理と担当裁判官の指定
訴状の審査
訴状の送達と第1回口頭弁論期日の指定
訴えの提起の効果

1 訴えの提起  
 1 訴えの提起に当たって,心がけておくべきことにはどのようなことが
  あるでしょうか。 

2 訴状の作成  
 2 裁判所に書面を提出するに当たり,何をどの程度記載すればよいのか
  について,いつも悩みます。各種書面には作成基準があるのでしょうか。 
 3 初めて裁判所に提出する代表的な書面として,訴状がありますが,どの
  程度書けばよいのでしょうか。 
 4 訴状に紛争の背景事情を記載してよいのでしょうか。記載するとすれば
  ,どの程度にするのがよいでしょうか。 

3 事件の担当部  
 5 事件の担当裁判官は,どのようにして決まるのですか。 

4 合議制と一人制  
 6 合議体と単独裁判官による審理は,どのような基準で決められるので
  すか。 

5 訴状の提出と受領 
 7 訴状について,第1回の口頭弁論期日前に,裁判所書記官から電話で
  不備があるとの指摘を受けました。突然のことで驚いています。 
 8「訴訟進行に関する照会書」と題する書面を受け取りましたが,必ず記
  載しなければならないものですか。特に,自由記入欄に何を記載すれば
  よいのかわかりません。 
 9 訴状について,前に裁判所書記官からの質問に答えたばかりですが,
  裁判官からの質問として,同じ裁判所書記官から重ねていろいろと尋ね
  られました。このようなことがあるのですか。 

6 第1回口頭弁論期日の指定  
 10 第1回口頭弁論の期日がなかなか指定されません。どのような事情
   があるのかわかりませんが,提起した訴訟がどのように扱われている
   のかと思うと不安です。
 11 第1回口頭弁論の期日について,担当部の書記官室に問い合わせま
   すと,当事者が多数のために準備に時間がかかっていると言われまし
   た。早期に指定するために工夫の余地はないのでしょうか。

第4章 訴えへの対応

コラム ム  ダ
概  説
応訴の準備
答弁書の作成
答弁書の提出

1 応訴の準備  
 1 応訴の準備のためにはどのようなことをすればよいでしょうか。
2 訴状への対処  
 2 届いた訴状を見てうんざりしています。というのも同じような訴訟が
  過去にも提起されたことがあったからです。不当な訴訟ではないでしょ
  うか。 
 3 訴状の中の関連事実の記載を読んで驚きました。あまりに事実と違う
  ことが掲げられていますので,憤懣やるかたないといったところです。 
 4 訴状の提出に当たり,原告側は,ビラを配ったり,記者会見の場を設
  けるなどして,一方的に真実と異なる事情を喧伝しています。何とかな
  らないものでしょうか。
 5 訴えを提起したところ,相手方から別の訴訟を提起されましたが,当
  方の訴訟に対抗するために無理に提起されたようにうかがえます。相手
  方の訴訟に対してどのように応じればよいでしょうか。
 6 株主総会の決議不存在確認の訴訟と株主代表訴訟が提起されました。
  証拠もまったく示さないで,まったくの言い掛かりとしか思えません。
  
3 答弁書の作成  
 7 重要な書面に準備書面がありますが,まず答弁書についてその記載の
  あり方について教えてください。 
 8 答弁書を提出するにも,十分な打合せをする時間がありません。その
  ようなときは,答弁書を提出しないことも許されるのでしょうか。 
 9 訴状や答弁書において,どの程度書き込めばよいのか迷います。特に
  ,答弁書において,積極的に当方の言い分を記載したいと思いますが。 

第5章 第1回口頭弁論

コラム 知的財産・医療・建築
概  説
口頭弁論の実施
証拠の申出と書証の取調べ
当事者の欠席
訴訟の進行
第1回口頭弁論の終了

第1回口頭弁論期日の実施  
 1 第1回口頭弁論期日として,午後1時10分と指定されたのですが,
  30分も待たされました。このようなことは普通なのでしょうか。 
 2 口頭弁論期日に訴訟代理人や法務セクションにある者が多数出席するこ
  とは,裁判所にどのような印象を与えますか。
 3 多くの事件の口頭弁論の様子を見ていますと,「訴状や答弁書について
  記載のとおり陳述します」というだけのようですが,その内容について
  具体的に述べることはできないのでしょうか。
 4 第1回口頭弁論期日に,訴状の内容について,裁判所から質問を受けま
  した。既に期日前に裁判所書記官を通じて補充等をしていましたので戸
  惑いました。その場で回答しましたが,的確な内容になっていたかどう
  か疑問です。その場で答えなくてもよかったのでしょうか。
 5 第1回口頭弁論期日に答弁書の作成が間に合いませんでした。当日に
  口頭で述べるつもりですが,大丈夫でしょうか。 
 6 傍聴席が相手方側の傍聴人で埋め尽くされ,そのために緊張を感じ,
  自然な答弁ができません。静かな状況で裁判ができないものでしょうか。 

第6章 争点等整理手続

コラム 下ごしらえ
概  説
争点等整理手続の目的と実施
争点整理手続の種類
弁論準備の実施
弁論準備手続等の終了

1 争点整理等の選択  
 1 争点等の整理が,準備手続でされる場合と口頭弁論でされる場合があ
  るようですが,その使い分けの基準はありますか。 
 2 第1回の口頭弁論期日が終わるときに,次回は弁論準備と告げられま
  した。それほど準備することがないように思われますので,直ちに証拠
  調べをして判決がいただきたいのですが。
 3 次回以降の口頭弁論期日が始まる前に争点整理手続について意見を聴
  かれましたが,どのように答えればよいのかわかりません。争点整理手
  続の選択はどのような基準で決められるのですか。 

2 弁論準備手続の実施  
 4 弁論準備手続に当事者本人として参画したいのですが,代理人弁護士
  からできるだけ控えるように言われました。その後の進捗状況もよく理
  解できませんし,今後の見通しもわかりません。 
 5 弁論準備手続で,裁判官から時系列表と争点整理表を作成するように
  求められました。このような作業は,本来裁判所がすべきことではない
  でしょうか。 
 6 弁論準備手続において,裁判所から,当事者間で争点整理表を作成す
  るようにとの要請がありました。相手方とは,強く対立している関係に
  ありますので,戸惑っています。 
 7 弁論準備手続とはいえ,そこで行われていることは,通常の口頭弁論
  期日で行われていることとそれほど違わないように思われます。わざわ
  ざ弁論準備手続でする必要があるのでしょうか。 
 8 弁論準備手続において,今後の審理のあり方が話し合われたり,和解
  手続のようなことが行われました。争点の整理の手続とは思えませんが。 
 9 弁論準備手続において,裁判官から主張の一部を撤回したらどうかと
  言われました。意味のある主張と思っていますので,維持したいのです
  が。 
 10 弁論準備手続で立証計画について話し合われましたが,いっこうに
   証拠が提示されません。 
 11 弁論準備手続で証拠として提出した文書について,裁判官からいろ
   いろと聞かれました。このようなこともあるのでしょうか。
 12 証人申請において,尋問事項書が付いていません。裁判所は,後ほ
   ど追完してくださいと言いましたが,このような曖昧なことが許され
   るのでしょうか。 
 13 弁論準備手続で,相手方から話を聴きたいので席を外すようにと裁
   判所から言われました。不在の所で何が話し合われるのか見えないと
   ころがあり,不安です。
  
3 弁論準備手続の終結  
 14 弁論準備手続が始まって1年が過ぎましたが,いっこうに口頭弁論
   手続が始まろうとしません。どうしてこんなに長く掛かるのでしょう
   か。 
 15 弁論準備手続の結果について,裁判所から書面として提出するよう
   に言われました。当事者が作成しなければならないものでしょうか。
 16 次回期日に主張や証拠を提出するつもりでしたが,弁論準備手続を
   終結すると突然告げられました。 

4 進行協議  
 17 次回は進行協議期日と告げられましたが,争点整理手続とは別に進
   行協議期日というものがあるのですか。 

5 期日外釈明と期日外面接  
 18 口頭弁論の期日でもなく,弁論準備の期日でもないのに,書記官か
   ら主張について突然電話を受けました。このようなことは許される
   のでしょうか。 
 19 裁判官に期日外に面接を求めることはできますか。 

第7章 準備書面

コラム 書面作成の精神
概  説
準備書面の作成
準備書面の提出

1 準備書面の作成 
 1 準備書面を作成するに当たって,どのようなことに注意すればよいの
  でしょうか。
 2 それでは,裁判所にとって歓迎される準備書面とはどういうものでし
  ょうか。
 3 依頼者と面接を重ね,そのつど依頼者の言い分を組み込もうとします
  と,どうしても準備書面が長くなってしまいます。長い準備書面は歓迎
  されないと聞いたことがありますが,本当でしょうか。 
 4 相手方からいろいろな事柄について主張されますと,反論しておかな
  ければ,裁判所から不利益に扱われるのではないかと不安になりますの
  で,自然と長くなります。 
 5 大規模事務所の準備書面は長いということを聞いたことがあります。
  実際その中にいると気がつかないのですが,その原因はどこにあるので
  しょうか。 
 6 準備書面の記載の体裁・形式に決まりはあるのでしょうか。装飾文字
  が使用されている準備書面に出会うことがありますが,裁判所には歓迎
  されているのでしょうか。 
 7 別件訴訟や先行訴訟の主張や資料を引用したいのですが,どうすれば
  よいでしょうか。 
 8 準備書面を提出するに当たって,会社の決裁を得る必要があるため,
  十分な時間的余裕がない場合があります。 
 9 相手方から「追って主張する」という準備書面が提出されました。こ
  のようなことは許されるのでしょうか。裁判所から見ても印象がよくな
  いのではないでしょうか。 
 10 裁判所から書面の追加や補充を求められましたが,既に主張を尽く
   したと思いますから,無駄なような気がします。応じれば繰返しにな
   りますし,応じなければ心証を悪くすることが懸念されます。提出を
   控えることはできるのでしょうか。 

2 会社訴訟の準備書面  
 11 会社訴訟などの専門訴訟では,法律の適用や解釈に争いが生じるこ
   とがありますが,この点について,当事者側から主張をすることは,
   裁判所の専権を侵すものとしてよく思われないのではないでしょうか。
 12 会社訴訟の準備書面には,意見書や当事者本人の陳述書と変わらな
   いものが見受けられます。その作成に当たり,どのように工夫すれば
   よいでしょうか。 

3 陳述書その他の書面の作成  
 13 陳述書その他の書面について,裁判所から提出を求められることが
   ありますが,その意図が不明で戸惑う場合があり,また,記述の程度
   に悩みます。 
 14 そのほかに注意すべきことがありますか。 

4 心証形成への影響 
 15 主張の応酬の仕方が心証の形成に影響を与えることがあるでしょうか。

第8章 口頭弁論の続行

コラム 企業紛争における考慮事項
概  説
続行の口頭弁論の実施
訴訟の変動

1 訴訟の進行  
 1 口頭弁論期日における当事者の態度について,裁判所に好感をもたれ
  る態度と裁判所に悪い印象をもたれる態度を教えてください。 
 2 訴訟においては当事者間における協働が重要であるとの指摘がありま
  した。しかし,裁判は,本来,闘争ではありませんか。闘争の相手方と
  協調することなど無理だと思います。 
2 口頭弁論期日の指定 
 3 口頭弁論期日の指定に当たり,当事者から反対の意見を述べることは
  ,いけないのでしょうか。 
 4 指定された口頭弁論期日の同じ時刻に多数の事件が指定されていて,
  弁論に十分な時間がとってもらえません。
 5 続行期日が随分先に指定されました。早く結着を図りたいのですが,
  その理由がわかりません。後ほど気がついたのですが,担当裁判官の異
  動の事情があったようです。
 6 裁判所が指定する期日の曜日には,当社に定例の会議がありますので
  困っています。このような事情は配慮してもらえないのでしょうか。 
3 口頭弁論の実施  
 7 弁論準備手続後の口頭弁論期日に「結果を上程しますか」と言われま
  したが,その意味が理解できませんし,その方法もわかりません。 
 8 口頭弁論期日における弁論は,大体,準備書面に記載のとおり陳述す
  るという具合ですが,書面を離れて口頭で述べることは不都合なのでし
  ょうか。
 9 弁論準備手続を経たにもかかわらず,相変わらず口頭弁論で延々とや
  り取りが行われています。裁判所も制止しようとしません。
 10 弁論準備手続において争点が明確にされたはずですが,口頭弁論が
   いつ果てるとも予想がつきません。納期のない交渉や取引は経済界で
   は考えられません。納期を示してもらうわけにはいかないのでしょうか。 
 11 当方としては複数の弁護士に依頼して訴訟準備に遺漏がないように
   したのに,相手方は本人自身が格別の準備をしないままに訴訟追行を
   しています。裁判所は何かと相手方に肩入れしているのが不満です。
 12 求釈明は,どのような場合にすればよいでしょうか。求釈明を差し
   控えて淡々と反論をすればよいともうかがいます。求釈明と反論との
   使い分けについて,基準はありますか。
 13 言い分について,書面ではなく口頭で述べる場合には,どのような
   ことを心掛けておくべきでしょうか。 
 14 相手方から,当方の提出した準備書面について求釈明を繰り返され
   ,そのために審理が一向に進展しないので,困っています。 
 15 会社訴訟において,ディベート型審理を行うと言われましたが,実
   際のところ,およそディベートとはほど遠いようでした。 

4 合議体の審理 
 16 合議制による審理の過程で,期日外に若い裁判官から質問を受けま
   したが,やや筋違いの質問で驚いています。合議制における裁判官の
   役割はどのように分担されているのでしょうか。

5 弁論の併合・分離  
 17 弁論準備も終結して,いよいよ実質的審理が始まると思っていまし
   たら,別の事件の併合をすると告げられました。このようなことはあ
   るのでしょうか。 
 18 訴訟中に相手方から別の訴訟を提起されました。関連するので一緒
   に判断してほしいのですが,その申立てはできるのでしょうか。その
   逆に,当初の訴訟が相当に進行している場合に,後発の訴訟をしばら
   く寝かせておいてほしいのですが,そのようなことを上申してよいも
   のでしょうか。 
 19 同種訴訟が同じ代理人によって多数提起されていくつかの裁判体に
   係属しています。その代理人から,原告側に有利と思われる訴訟進行
   が行われている裁判官の係を指定して審理を集中してほしいとの上申
   がされました。このようなことは許されるのでしょうか。その判断は
   ,いずれの裁判官がすることになるのでしょうか。

6 事件の集中と管轄 
 20 多数の当事者から多くの地方裁判所に同種の事件を提起されていま
   す。これらの事件を1つの裁判所に集めることはできないのでしょう
   か。
 21 重要な裁判は,東京や大阪などの大都市で扱ってもらうことはでき
   ないのでしょうか。 
 22 当事者間で約款を通じて海外における裁判所を管轄とする合意がさ
   れていたのに,わが国の裁判所に訴えを提起されました。 

7 専門訴訟 
 23 株主総会決議取消訴訟が専門部で審理されると聞きましたが,前に
   も同一裁判所で審理され,芳しくない結果に終わりました。他の部で
   審理してもらうことはできないのでしょうか。専門部にはどのような
   ものがあるのですか。 
8 裁判官の交替 
 24 裁判体が中途で単独裁判官から合議体に変更されましたが,当初担
   当していた裁判官が加わっていません。このようなことがあるのです
   か。 
 25 単独裁判官から合議体による審理に変更されることはあるのでしょ
   うか。またその逆はいかがでしょうか。 
 26 審理が大詰めに入ったところで,裁判官の交替がありました。裁判
   官が途中で交替することは避けられないのでしょうか。 
27 裁判官の交替に関しては,審理の実情を考慮してもらえないので
   しょうか。また,当事者からその裁判官の継続的関与を求めることは
   できないのでしょうか。 
 28 裁判官が異動等によって交替するときは,事務の引継ぎが行われな
   いのですか。
 29 裁判官が交替するや途端に審理の方針が変わりました。特に当事者
   双方が争点として注力していたにもかかわらず,弁論更新がされるや
   納得のいかない事項が主争点とされてしまいました。その後の和解の
   手続においても,まったく異なる和解案を提示されました。このよう
   なことはあるのでしょうか。 
 30 係属中の事件について,前回の口頭弁論期日だけ異なる裁判官が審
   理に関与していました。このようなことは許されるのでしょうか。 
9 当事者の意向による裁判官の交替  
 31 裁判官の訴訟遂行が不当に思われます。このような場合に裁判官を
   交替してもらうわけにはいきませんか。 
 32 前にも同じ裁判官による審理を受けて,当方にとって極めて不利な
   訴訟運営が行われました。新たな事件の受理の段階で裁判官を代える
   などの配慮をしてもらえないでしょうか。 
10 裁判官の仕事の流儀  
 33 専門部の審理ということで期待していたのですが,裁判官が必ずし
   も専門的知識を持ち合わせていないことがわかり失望しています。 
 34 裁判官は,どのようにして裁判官としての能力・知見を修得するの
   でしょうか。
 35 裁判官は,法廷のない日は何をしているのでしょうか。 
11 国民の司法参加 
 36 証拠調べの日に裁判官席に背広姿の人が着席していました。裁判官
   以外の人が訴訟に関与することがあるのですか。 

第9章 証拠調べ
コラム 議事録と裁判官の心証
概  説
証拠の申出
証拠決定
証拠調べの実施
ソ饐擇両攀鯆瓦
人証調べ
Ц‐據ご嫩蝓ご嫩蠅両託
┥攀鯆瓦戮僚了

1 証拠の申出  
(‐攀鬚凌十弌^貳漫
 1 証拠の申出に当たって,一般にどのようなことに気を付けておくべき
  でしょうか。
 2 証拠説明書は,どの程度重視されるのでしょうか。 

(⊇饐擇凌十弌
 3 書証の申出がされましたが,その立証趣旨が曖昧であり,証明すべき
  事実も特定されていないので,とまどっています。 
 4 書証の申出は,原本を提出する必要がありますか。コピーでもよいの
  でしょうか。
 5 相手方から,膨大な量の文書について証拠の申出がされました。争点
  との結び付きが明らかにされませんので,認否をするべきか疑問です。
 6 相手方から写真を証拠として申出されましたが,その被写体や撮影時
  期などが不明で,認否の手掛りすらありません。
 7 インターネット契約に関する債務不履行による損害賠償請求訴訟に
  おいて,取引の経緯等の情報がすべてコンピュータに保存されていて,
  関係書類は一切ありません。どのような方法で証拠の申出をすればよい
  でしょうか。 

(証人の申出)
 8 証人の申出がされましたが,争点との関係が不明であり,尋問事項書
  も添付されていません。尋問予定時間もあまりに長すぎます。 
 9 相手方による証人調べの申出において,その立証趣旨として,「陳述
  書に同じ」と記載され,尋問事項についても「争点に関わる事項その他
  関連する事項」と記載されています。尋問が際限なく広がるおそれがあ
  り,何が尋ねられるか予想できませんので不安です。 

(ぞ攀鯆瓦戮凌十弌,修梁勝
 10 国際商事取引に関わる訴訟で,取引の関係法規について裁判所から
   説明を求められました。関係法規などを申し出る必要があるのでしょ
   うか。
 11 弁論準備の過程で相手方から関連の裁判例として多数の証拠の申出
   がありました。当方もその対抗として裁判例につき証拠の申出をすべ
   きでしょうか。また,雑誌等の論考や学者の意見書も多数提出されま
   した。このようなものは証拠として意味があるのでしょうか。 
 12 相手方からの示唆に応じて,裁判所から当社の対外秘の資料と内部
   マニュアルの提出を打診されました。特にマニュアルは訴訟になって
   いる事件後に改訂がされていますので,改訂後のものを提出するとあ
   たかも当時の対応が間違っていたかのような印象を与えることになり
   かねず,苦慮しています。 
 13 将来に訴訟が提起されることを見越して,書証に限定した証拠制限
   契約を結んでいましたが,相手方からその合意に反して多くの証人調
   べの申出がされました。

2 当事者照会 
 14 建築請負工事に係る損害賠償請求事件において,相手方から,施工の
   方法を立証するために必要であるとして,当該工事に係る設計図面す
   べてと製造工程表のほか従来の工法等を明らかにするように求められ
   ました。照会事項が当該事案と無関係とも思われますし,あまりに漠
   然としていて答えようがありません。弁論準備手続で証拠の整理も行
   われているのですから,そのときに尋ねてもらえればよいのにとも思
   います。 

3 証拠の申出の撤回  
 15 相手方の申出に係る証人の主尋問が終了した段階で,その申出が撤
   回されました。裁判所も,撤回を認めて,結審となりました。当方と
   しては,反対尋問の機会を奪われたようで,しっくりしません。 

4 証拠調べの申出と心証  
 16 証拠の申出の態度が,裁判所の判断に不利な影響を与えるというこ
   とはありますか。 

5 証拠の採否  
 17 証拠の申出をしたのに,採用されませんでした。当方としては重要
   なものと位置づけていましたので,その理由も示されないままに却下
   されたことは,おおいに不満です。 
 18 証人調べの申出を前々回期日にしたのですが,いまだに採否の決定
   がされません。別の証人の用意をしたほうがよいのでしょうか。 
 19 相手方から膨大な書証の申出がされました。裁判所は,申出の検討
   もしないで,すべてを採用して証拠調べに入ることとなりました。 
 20 法務部の担当としてこれまでいくつかの裁判に関与してきましたが,
   証拠の申出が採用されない場合の理由がはっきりしません。証拠の申
   出の採否について,何か基準があるのでしょうか。 
 21 証人調べに代わって陳述書の申出がされました。証人の申出もないま
   まに採用されましたが,裁判所の関与しないところで作成された陳述
   書から心証が得られるものでしょうか。 
 22 当方の主張を立証するうえにおいて,重要な証人の申出をしました
   が,まず当事者本人を取り調べると伝えられました。証人の取調べを
   先行してもらったほうが当方の主張について心証を抱きやすいと思う
   のですが。 
 23 相手方から,口頭弁論の終結の直前になって,新たな証拠の申出があ
   りました。弁論準備手続においてはもちろん申出はなく,突然の申出が
   されたものですから,時機に後れたものとして当然却下されると思っ
   ていましたが,唯一の証拠であるとの理由で採用されました。相手方
   が本人で訴訟を追行していることが考慮されたのでしょうか。 
 24 他の裁判体で調べられた証人調書の申出がされました。当方のま
   ったく与り知らないところで証人調べがされたものですから,採用さ
   れると困ります。 

6 証人調べ
(ー萃瓦戮諒法と準備)
 25 複数の証人を取り調べるに当たって,あるいは証人と当事者を取り
   調べるに当たって,取調べの順序はどのように定められるのですか。 
 26 次回期日に証人として出頭することになりました。証人調べは,ど
   のような方法で行われるのでしょうか。
 27 証人尋問において,当事者が十分に事前準備をしているかどうか裁
   判所にはわかるものですか。 
 28 証人尋問の時間が守られません。
 29 証人尋問が1回の期日に終わらないで,続行とされました。次の期日
  までに,証人に何らかの働き掛けがありはしないかと不安です。現に別
  件訴訟では,続行期日の冒頭に,代理人から,前回の証言の誤りを指摘
  して訂正の証言を求めることがありました。このようなことでは真実か
  ら遠ざかるのではないでしょうか。 

(対質・テレビ会議・書面尋問)
 30 次回期日に証人として呼ばれていますが,その際「対質」で取り調べ
  ると告げられました。
 31 証人尋問の方法として,テレビ会議による方式や書面尋問の方式があ
  るとうかがいました。どのようなものでしょうか。 

(尋問の方法)
 32 証人を尋問するに当たって,どのようなことに注意する必要がありま
   すか。 
 33 主尋問の仕方について,特別に配慮することはありますか。時系列
   で尋問する場合と要件事実ごとに尋ねていく場合があるとうかがいま
   すが,いずれの方法がよいのでしょうか。 
 34 反対尋問について,心掛けておくべきことは何でしょうか。
 35 証人尋問に立ち会いましたが,その尋問の仕方が極めて誤導的であ
   ったり,脅しのようなものがあったりして,不愉快な感じがしました
   。
 36 補充尋問は,どのような趣旨で行われるのですか。 
 37 陪席男から補充質問を受けましたが,質問が今までの証拠と相
   容れないようです。記録をよく読んでいるようには思えなかったので
   ,不快でした。 
 38 証人尋問の途中で,相手方代理人から文書を示されました。突然の
   ことであり,しかも法廷の場ですので緊張していて,その内容を十分
   に把握することができませんでした。 

(ぞ攷佑領場 )
 39 証人尋問の途中で,裁判官から何度も質問をされました。そのつど
   ,緊張して,余計に頭が混乱して,証言するのに難儀しました。 
 40 証人の立場からしますと,相手方や裁判所から,答えに窮する類の
   質問がされた場合に,どのように答えればよいのか戸惑います。質問
   者に問い返すということはあってもよいのでしょうか。また,答えを
拒絶する

(ゾ攷幼瓦戮反款據
 41 証人尋問の各段階において,裁判所は証言のどの部分に着目してい
   ますか。 
 42 証人尋問において,前に裁判所の着眼点はうかがいましたが,なか
   なか尋問が円滑に進められません。裁判所に対して最も効果的な尋問
   とはどのようなものでしょうか。
 43 人証と心証の関係についてうかがいます。証人の証言は,どのよう
   に裁判官の心証に作用するのでしょうか。 

7 書  証 
(―饐擱ー萃瓦戞
 44 書証の取調べは,どのような方法で行われているのか,いつ行われ
   たのか,よく見えません。 
 45 文書の一部のみが提出されました。その余の部分に当方に有利な部
   分があるのに,その部分が伏せられています。
 46 書証の申出に当たって,その立証趣旨を貸付の事実としましたが,
   相手方の援用がないのに弁済の事実の証拠として認定されました。
   このようなことがあるのでしょうか。 

(⊇饐擱…捗匳顱
 47 陳述書の作成に当たり,自分側の言い分に限定して記載するのか,
   相手方の反論を想定して事情を網羅して記載するのか,迷うことがあ
   ります。 
 48 陳述書の記載内容がでたらめです。その内容を争う方法はないので
   しょうか。

(書証─意見書)
 49 相手方から意見書が提出されました。その内容について,不満があ
   ります。裁判所がどのように位置づけているのかも見えませんので不
   安です。どのように争えばよいのでしょうか。
 50 相手方から意見書が多く提出されました。裁判所は,意見書をどの
   程度斟酌するものでしょうか。 

(そ饐擱/款據
 51 書証について,留意すべきことは何でしょうか。特に心証形成に与
   える影響について教えてください。 

8 調査嘱託・文書送付嘱託・文書提出命令の申立て 
 52 官公庁に対して,調査を嘱託したり,特定の文書の送付を嘱託した
   りすることがあると聞きますが,その証拠調べは,どのように行われ
   るのでしょうか。文書提出命令についても,その申立てまではわかる
   のですが,その後の取調べについて,特別の方法があるのでしょうか。
 53 相手方から,突然,文書提出命令の申立てがされましたが,裁判所
   はそのまま採用しました。当方としては,争いたいところです。また
   ,命令を受けた者は必ず提出しなければいけないものでしょうか。 
 54 会社内のプロジェクトチーム内で作られた報告文書について,文書
   提出命令が申し立てられました。会社の部署で検討した文書が外部に
   漏れることは困ります。命令を受けることがあるでしょうか。

9 鑑  定 
 55 鑑定の申出をしたものの,その後の証拠調べがどのように行われる
   のかわかりません。 
 56 鑑定に当たって,鑑定すべき事項はどのように定められるのですか。
 57 鑑定の内容があまりにずさんで,その意見に至る過程も誤っていま
   す。どうすればよいでしょうか。
 58 鑑定について,裁判所はどの程度重視しますか。双方から鑑定書が
   提出された場合,どのような基準で採用しますか。当事者の意思能力
   に争いがある場合に,その鑑定において,真っ向から反対の意見が出
   されました。
 59 会社訴訟において,審理に特別の工夫はないのでしょうか。争いの
   根本に考え方の相違がある場合に,鑑定などが行われることはありま
   せんか。
10 検  証
 60 検証の終了後に作成された調書を閲覧しますと,当方にとって納得
   しがたいことが記載されています。この部分の検証について不服を申
   し立てたいと思います。
  
11 証拠調べの結果と心証形成 
 61 証拠調べは,心証形成の核であるといわれますが,証拠調べの結果
   は,どのようにして裁判官の心証に取り入れられていくのでしょうか
   。証拠調べの実施において注意すべきことは何でしょうか。 

第10章 和解の試み
コラム 和  解
ヽ機 \
∀族鬚諒法
O族鬚亮損
は族鬚寮立

1 和解の勧告  
 1 ある日突然裁判所から和解を勧告されました。まだ十分に審理もされ
  ていないので,驚いています。
 2 裁判官がどのような意図で和解を勧告したのか,これは何かのシグナ
  ルなのか見当がつきません。
 3 裁判官は,判断に迷って判決を書きたくないから和解を勧めているだ
  けということはありませんか。

2 和解勧告の申出 
 4 当方から和解の申出をすることは,相手方には弱気とみられ,ひいて
  は裁判所にも良くない印象を与えるのではないでしょうか。
 5 前に和解勧告を蹴っているのですが,再度和解勧告の申出をすること
  や同じ和解案を申し出ることができるのでしょうか。

3 和解勧告の拒絶  
 6 既に長い間相手方と交渉を重ねてきたものの,らちが明かないので訴
  訟を提起したのですから,判決を出してもらって結着をつけたいのです
  。それでも勧告を受け入れるべきなのでしょうか。 

4 和解手続の進行
 7 代理人から和解の場に出席しないように言われました。出席しないこ
  とによって裁判所から不信感をもたれることはないでしょうか。
 8 和解の場面で,相手方と別々に裁判官から話を聞かれました。相手方
  には時間をたっぷりかけていましたので,どのようなことが話し合われ
  たのか不安です。 
 9 裁判所から和解を勧告されたものの,和解案の提示はもとより,方向
  性も示されないので困っています。 
10 裁判官は,相手方の要求を伝えて,当方の主張の問題点を指摘する
  だけでした。裁判官は,和解の結論についてどう考えているのでしょう
  か。
11 裁判官は,双方に矛盾したことを言ったり,相手方にも不利なこと
  を言って,とにかく和解させようとしていませんか。

5 和解の応諾 
12 当方の主張に明らかに分があると思われるのに,裁判所の和解勧告
  を受け入れるべきなのでしょうか。何を根拠に受入れを決断するのでし
  ょうか。当方の主張が認められるなら譲歩しないでもいいのではないで
  しょうか。

6 和解による心証  
 13 当方のいない場で相手方が裁判官に述べたことが,裁判官の心証に
   影響を与えるということはありませんか。 
 14 裁判所からの和解の勧告を拒絶することは,その後の心証を悪くし
   ないでしょうか。 
 15 和解手続において裁判所から示された心証と判決の理由とするとこ
  ろが異なっていました。そのようなことはあるのでしょうか。 
 16 和解の席では裁判官から有利な心証を示されたのに,判決では敗訴
   しました。
  
7 上級審における和解  
 17 控訴審で和解を勧告されました。第1審で勝訴しましたので,意外
   な感じがします。応じなければならないのでしょうか。 

8 会社関係訴訟の和解 
 18 会社の取引について争われています。関係者が多数に上りますし,
   和解することによって株主代表訴訟を提起されることも懸念されます
   が,どのような配慮が必要でしょうか。 
 19 株主代表訴訟において和解をすることができるのでしょうか。その
   場合に考慮することにどのようなことがありますか。 
 20 企業間紛争について,裁判所が和解を勧告する基準はどこにあるの
   でしょうか。当事者においては,和解を選択する基準をどのように考
   えておけばよいのでしょうか。 

第11章 裁判の終局
コラム 会社訴訟で勝つために
ヽ機 \
口頭弁論の終結
事実の認定・心証の形成
と酬莉颪虜鄒
ト酬茲慮静呂

1 最終準備書面の作成 
 1 最終準備書面の作成に当たって,どのようなことを注意すればよいで
  しょうか。
 2 最終口頭弁論期日を終えた後に不利な判決が予想されるときに,当事
  者として何かできることはありませんか。 
 3 会社訴訟で,それまで裁判所から争点整理としていくつかの指摘を受
  けてきましたが,判決をみて驚きました。判決では,指摘を受けた事項
  については,まったく触れられていません。今までの訴訟指揮は何だっ
  たのでしょうか。 
 4 審理の終結後に結論が変わるということはあるのですか。

2 訴訟の勝敗 
 5 訴訟の勝敗は,どのようにして決められるのですか。基準があります
  か。
 6 事件の落着きとかスワリということを聞くことがありますが,訴訟の
  勝敗も,このようなことで左右されるのでしょうか。
 7 裁判において,結論が初めにあって,理由は後づけという人がいます
  が,そのようなことがあるのでしょうか。

3 事実の認定 
 8 事実の認定は,どのようにして行われるのですか。
 9 証拠の評価はどのように行われるのでしょうか。書証は証人よりも,
  証人は当事者本人よりも信用されやすく,裁判所の判断に与える影響が
  強いと聞きますが,正しいのでしょうか。 
10 弁論の全趣旨というのは,どのようなものですか。 
11 証明度というものがあるのですか。民事裁判においては,刑事裁判
   に比べて低く,70%などといわれていますが,そのとおりでしょうか。
12 当方の主張する取引には,契約書面がありますので,裁判所には疑
  いのないところとして受け入れられると思っていたのですが,それにも
  かかわらず,関係者の証拠調べを重ねています。何とかならないのでし
  ょうか。
13 株主総会の決議取消訴訟において,主要な事実には争いがありませ
  ん。この場合に,その事実の評価がどのようにされるか不安です。

4 心証形成 
14 心証の形成という言葉をよく聞きますが,事実の認定とは異なるので
  すか。 
15 心証はどのようにして形成されるのですか。ストーリーの合理性が
  決め手であるとも聞きますが,ストーリーの合理性とは何をいうのでし
  ょう。
16 心証の形成は,要件事実ごとに行われるのですか,要件事実を離れ
  て紛争をみつめることによって行われるのですか。 
17 心証形成の基準になるものは何でしょうか。 
18 心証はいつ形成されるのでしょうか。 
19 心証は,どのようにして作られていくものですか。それがわかれば
  ,訴訟の戦術も立てやすいのですが。
20 担当の裁判官が,自分の思い込みで事実をみているような気がして
  なりません。何とかならないでしょうか。 
21 裁判官から心証の開示はされるものでしょうか。どの時期を選んで
  開示されるのですか。 
22 裁判官の抱いている心証がつかめません。裁判官の抱いている心証
  をどのようにして把握すればよいのでしょうか。
23 良い心証を得るために,また,悪い心証を消すために,どのような
  ことを心掛ければよいでしょうか。 

5 合  議  
24 裁判の合議は,どのように行われますか。 
25 合議体で意見が異なることはあるのですか。結論や賠償額に不一致が
  ある場合は,どうするのですか。裁判長の意見に従うことになるので
  すか。 
26 裁判官の個人的考えとか思想が判決に影響することはありませんか。

6 判決書の作成  
27 判決書はどのような手順で作られるのですか。最終口頭弁論期日後
  に作成されるのですか。
28 判決の言渡しの期日が最終口頭弁論期日の3か月後に指定されまし
  た。判決の言渡しまでに,一体どのような作業が行われているのですか。
29 判決書の体裁にもいろいろあるようですが,作成基準がありますか。
30 判決書を見て驚いたのですが,抗弁をいくつか順序立てて提出したの
  に,勝手に選択されて判断されました。 
31 株主総会決議無効確認の訴訟において,実体につき主張を交わして
  きましたが,確認の利益がないとして訴えを却下されました。まったく
  納得ができません。 

7 判決の間違い  
32 判決において,損害額に明白な間違いがあります。どうすればよい
  でしょうか。
 
第12章 控 訴

コラム 裁判のあやまち
ヽ機 \
第1審判決後の準備
9義覆猟鶺
す義平海凌獲
ス義平海糧酬1 控訴の見極め  
 1 第1審で敗訴しました。控訴したいと思うのですが,代理人の見通し
  では,有利な判決は望めないと言われました。控訴審における勝訴の
  見込みについて,どのように見極めればよいのでしょうか。 
 2 株主総会決議無効確認の訴えを提起されましたが,第1審では確認の
  利益がないとして訴えを却下するとの判決を得ました。しかし,その判
  決内容をよく読みますと,被告側にとって看過しがたい理由が付記され
  ています。控訴して正したいと思います。 
2 控訴審における事件の取扱い  
 3 控訴を提起する予定でいますが,係属裁判所は,どのようにして決ま
  るのですか。また,その後の事件の取扱いは,どのように行われますか。
 4 進行照会という書面が送られてきました。記載内容によっては,控訴
  の意図を誤解されるのではないかと心配です。回答しないと不利に取り
  扱われますか。 
 5 控訴裁判所は,第1回口頭弁論期日までにどのような作業をしている
  のでしょうか。
3 控訴理由書  
 6 控訴裁判所から,控訴理由書を提出するように促されました。控訴の
  理由を控訴状に記載しましたが,控訴理由書は,必ず提出しなければい
  けないものでしょうか。
 7 控訴理由書には,控訴理由としてどの程度記載すればよいのでしょう
  か。良い控訴理由書と悪い控訴理由書の違いを教えてください。 
 8 控訴審において,新たな主張をしたいのですが,採用してもらえるで
  しょうか。その場合に控訴理由書においてどのように記載すればよいで
  しょうか。 
 9 事実認定についての不服の申立ては,なかなか難しいとうかがいまし
  たが,控訴理由書において,どのように記載すればよいでしょうか。

4 進行協議期日など  
 10 第1回の口頭弁論期日の前に進行協議期日が指定されました。どの
   ようなことが行われるのですか。出席しなければならないものでしょ
   うか。
 11 訴審の裁判官から事件を弁論準備手続に付されると連絡を受けまし
   た。争点などは第1審で確定しているはずですし,第1回の口頭弁論
   期日も開かれないのに,その意義がよく理解できません。 
 12 控訴審の裁判官から,事件についてうかがいたいと連絡がありまし
   た。どのような趣旨なのか,何が行われるのかわかりません。

5 審  理  
 13 控訴審の審理は,どのように進められるのですか。 
 14 控訴審では,何を中心にして審理がされるのですか。 

6 控訴審の審理の続行 
 15 控訴人代理人として強く口頭弁論の続行を求めましたが,簡単に却
   下されました。1回結審という原則があるのでしょうか。 
 16 控訴審では,どのような場合に期日が続行されますか。控訴理由を
   受け入れてもらえるためには,どのようなことをすればよいのでしょ
   うか。 
 17 控訴審の続行期日では,どのようなことが行われるのですか。 
 18 控訴審で第1回口頭弁論期日の後に弁論準備期日が指定されました
   。第1審の繰返しになるのではないかと思うと不安です。 

7 控訴審における証拠調べ  
 19 控訴審において,新たな人証の申出をしたのですが,採用されませ
   んでした。控訴審における証拠調べの実情はいかがでしょうか。 
 20 控訴審では,当事者本人の言い分を直接聞いてほしいと思います。
   当事者本人の顔も見ないで判決を下すのは邪道ではないでしょうか。

8 控訴審における心証形成  
 21 控訴審裁判官は,どのようにして心証を得られるのでしょうか。心
   証形成において,第1審裁判官と異なるのでしょうか。 
 22 第1審で勝訴して安心していたのですが,控訴審で敗訴しました。
   第1審の判決の当否は,どのようにして決められるのですか。 
 23 控訴に当たって,控訴理由書もしっかり書きましたが,棄却されま
   した。控訴が認められることはほとんどないのでしょうか。 
 24 企業間訴訟では,上訴に伴い,結論が異なることが多いと聞きまし
   た。その理由は何でしょうか。 

9 控訴審の判決  
 25 第1審の判断とはまったく異なる理由で判決を言い渡されました。
   争点整理手続で整理された争点とも異なるもので,実に意外で裏切ら
   れた思いです。 
 26 控訴審の判決書は,どの時点で起案されるのですか。 
 27 控訴審の判決が言い渡されました。原審の判決が引用されていて,
   何とも読みにくい限りです。 

10 控訴審における和解  
 28 控訴審で和解を強く勧告されました。勝訴しているので応じるつも
   りはありません。どのような場合に和解手続が行われるのでしょうか。 
29 控訴審で,いまだ審理が開始されていない段階で和解の勧告がさ
   れました。 
 30 控訴審における和解と第1審における和解とは,どの点が最も異な
   りますか。
 31 企業間訴訟において和解を勧告されたときに,応じるかどうかはど
   のように判断すればよいでしょうか。 

第13章 上 告

コラム ムラとムリ
ヽ機 \
⊂綛陲凌塾て
上告受理の申立て
ぞ綛霓海凌獲
ゾ綛霓海糧酬

1 上告の提起・上告受理の申立て  
1 第1審で勝訴したのですが,控訴審で逆転敗訴となりました。最高
  裁判所の判断を仰ごうと思っています。どのような方法があるのでしょ
  うか。 

2 上告の提起と上告受理の申立ては,どのような方法ですればよいのでし
  ょうか。

2 事件の取扱い
 3 最高裁判所に事件が送られますと,事件はどのように取り扱われるの
  ですか。

3 上告等の受理  
 4 上告受理の申立てであれ,上告の提起であれ,なかなか最高裁判所の
  扉を開いてもらえないと聞きます。 
 5 上告受理の申立てをしましたが,不受理とされました。その後同種事
  案で受理されたことを知りました。どうしてでしょうか。 
 6 1審,2審とも,過失に関する事実の認定の過程が極めて不合理で,
  過失があるとされた認定判断も不自然であって,とうてい納得できませ
  ん。
 7 1審,2審を通じて当方の申し出た証人も取り調べられずに終わりま
  した。原判決の事実認定も極めて杜撰です。審理不尽として上告をした
  いと思います。絶対的上告理由にはどのようなものがあるのですか。 

4 審  理 
 8 最高裁判所で口頭弁論が開かれるのは,原判決を破棄する場合だけと
  うかがいましたが,間違いありませんか。 
 9 会社訴訟では,破棄されることが多いと聞きました。どうしてでしょ
  うか。答弁書の記載において心掛けるべきことがあるでしょうか。 

5 最高裁判所調査官 
10 調査官裁判という言葉を聞きます。最高裁判所調査官は,上告審の
  判断にどのように関わっているのですか。 
11 最高裁判所調査官が事件の選別をするとうかがいましたが,どのよ
  うな基準で事件を選別するのでしょうか。 

6 判  決  
12 上告理由をしっかりと記載しましたが,簡単な定型の理由で上告を
  棄却されました。 
13 補足意見が付されました。どのような場合に補足意見が付くのでし
  ょう

7 和  解  
14 上告審は法律審ですから,和解はできないとうかがいましたが,和
  解はできるのでしょうか。 
15 最高裁判所における和解の試みに特別の手続がありますか。最高裁
  判所調査官が担当するのですか。 

8 判  例  
16 最高裁判所の判決や決定は,すべて判例となるのですか。公式の判
  例はどのようにして決められるのですか。 
17 上告を提起しようと思うのですが,既に判例があると聞きました。
  判例は動かし得ないものでしょうか。 

第14章 民事執行

コラム 安全安心社会
ヽ機 \
強制執行の申立て
6制執行の実施
索  引  

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